防草シートに必要な条件として「遮光率」が挙げられますが、これはザバーン ®・プランテックス ® だけではなく他社のシートでも備わっている機能です。
もちろん遮光性は必要ですが、「遮光率が高ければ充分」というわけではありません。

上の写真をご覧ください。ザバーン ®・プランテックス ® の特長は、「突き抜けに強い」ということです。
他社製防草シートのように、遮光率が高くても、雑草が突き抜けてしまったら意味がありません。「突き抜けないこと」が大事です。では、なぜ突き抜けないのでしょうか？　それはザバーン ®・プランテックス ® の構造にあります。

デュポン ™ 製防草シートは、特殊加工の極太繊維を縦横無尽に重ね合わせ、交点を熱融着しています（赤い〇の部分）。そのため抜群の強度を持ちながらも薄い仕上がりです。それによって軽く、施工性を維持しています。また、その薄さは水と空気を良く通すため土壌に影響を与えません。

一般的な不織布に比べ、ザバーン ®・プランテックス ® は繊維が太いため、繊維の体積に対し、表面積が小さいのです。
劣化は表面から始まり徐々に内側に達するので、繊維が太いほど耐久年数が長くなることがわかります。

何年も大切にしていたスニーカーがボロボロになったりした経験はありませんか？　これは加水分解といって、物質が水分と反応し、分解していく劣化現象です。
他社の防草シートが多く採用しているポリエステル素材は加水分解を起こしますが、ザバーン ®・プランテックス ® の素材であるポリプロピレンは加水分解を起こしません。

加水分解は空気中の水分によっても起こるため、ポリエステル製の防草シートは、常に加水分解のリスクに晒されています。

※加水分解は、酸/アルカリにより、加速されます。ポリエステル製 防草シートを ご使用の場合は、土壌のpHにもご留意されることをお薦めします。

また、ポリプロピレンは酸・アルカリに強く、完全燃焼すると水と二酸化炭素に分解され、リサイクルが比較的容易な素材です。
土壌へ有害物質が溶け出したり、焼却の際に有害物質が放出される心配はありません。

※不完全燃焼によっては、一酸化炭素が発生する場合があります。

下の写真をご覧ください。草むらに１年間敷いていたザバーン ® をはがしてみたところです。

これらはすべて「ザバーン®製 240G」を使用しています。シート下の雑草がしっかりと抑制され枯れていることが分かります。
特に 240G はイネ科の植物であるスギナやチガヤ等の貫通力の高い植物でも効果を発揮します。

ザバーン ®・プランテックス ® は、繊維が極太で繊維間が広がりにくいので目づまりがしづらく、水はけ効果が持続します。これが一般的な防草シートだと、シートの上や繊維の間にパウダー状の土が溜まり、水を透さなくなることがあります。結果、シートの上に苔が生え、土になり、飛来種子により、シートの上に草が生えてくることも珍しくはありません。

ザバーン ®・プランテックス ® は、水はけの悪い場所で暗きょ排水用のフィルターとしても使用できます。
水をよく通すということは、水たまりが出来にくく、液体肥料等も素早く地面に届きます。

※地面自体の水はけが悪いと、水たまりは発生します。このような場合、ザバーン®を用いた暗きょ等をお薦めします。

通常、砂利敷きの道路では、雨や霜柱、歩行や車の通行などにより砂利は沈下してしまいます。砂利下にザバーン ®・プランテックス ® を敷設することで砂利の沈下を防ぐことができます。さらにザバーン ®・プランテックス ® は高い強度と伸び率を兼ね備えているので、長期間、路盤の変形、ワダチを防止することに役立ちます。

※下地はしっかり整地してください。

ザバーン®製 240G 、350Gには紫外線劣化防止剤を配合しているため、常に紫外線にさらされる場所でも長期間劣化に耐えることができます。
なお、その他のザバーン ®・プランテックス ® は、砂利下などの紫外線に当たらない場所であれば、半永久的に雑草への効果を持続できます。

①ザバーン ®・プランテックス ® は厚さが薄いため軽く、240G　1 ×３０ｍ品は 7.2kg と、2Lペットボトル３本ちょっととほぼ同じ重さです。

②ザバーン ®・プランテックス ® は加工がしやすく、カッターやハサミ等で簡単に切ることができます。

③ピン穴が広がりにくくなっています。

④重機で乗り上げたりしても破れないほどの強度があり、傷つきにくい構造です。

他社の不織布が使用しているポリエステルは、経年による紫外線劣化や加水分解により有害物質に変化し、地下水汚染、河川や海水汚染につながる恐れがあります。
ザバーン ®・プランテックス ® は環境汚染につながる物質は一切使用しておらず、素材であるポリプロピレンは、焼却しても水と二酸化炭素に分解されるだけなので、安心してご使用いただきます。