クビアカ極太繊維シート®で外来カミキリの拡散を防ぐ

身近な桜の木に広がる外来カミキリの被害
春になると地域の象徴として咲き誇る桜。しかし近年、その桜の幹に楕円形の穴(脱出孔)や、根元に幼虫の糞と木くずが混ざったフラスが落ちているケースが増えています。これは、特定外来生物である外来カミキリ「クビアカツヤカミキリ」が内部を食い荒らしているサインです。
美しい花を咲かせ、見た目は元気そうな桜でも、、内部はすでに深刻なダメージを受けていることがあります。
クビアカツヤカミキリは産卵数が非常に多く、国内に天敵が少ないことなどの要因により、増殖スピードが速く、一本の桜の被害から周辺地域へと広がるケースが全国で増えています。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」
桜の木に空いた成虫脱出孔
幼虫の糞と木くずが混ざったフラス
成虫の脱出を阻害するクビアカ極太繊維シート®の構造

クビアカ極太繊維シート®は、クビアカツヤカミキリの成虫が幹から脱出する際に生じる「食い破り」を抑制する構造を備えています。40~60ミクロンの極太長繊維を高密度で絡ませた特殊不織布で、成虫が脱出時に脚や触角を繊維に取られ、内部で身動きが取れなくなる様子が実証試験で確認されています。
幹に密着させる施工法のため隙間が生じにくく、従来のネット巻きで課題となっていた“食い破りによる逃亡”“ネット内での交尾・産卵”“隙間からの逸出”といった問題の解消が期待できます。
実証済みの防除効果

2022年~2023年に足利市で行われた桜の樹勢回復処置で使用したクビアカ極太繊維シート®の内側から、数十匹の死亡成虫が確認されており、現場レベルで効果が実証されていて、クビアカツヤカミキリに対して防除効果があることが確認されています。
長期設置でも劣化しない高い耐久性と省力化への貢献

クビアカ極太繊維シート®は、高い耐久性があり数年間設置したままでも劣化しにくいので、設置後の巡回も少なくすることができ、自治体や管理者の省力化につながります。また、幹を覆うことで産卵防止効果も期待でき、被害拡大の抑制にも寄与します。シートはクビアカツヤカミキリが卵から成虫になるまでの3年間は巻いたままにしておくことを推奨しています。また、シート設置は成虫が発生する6月の前までに実施しておくと安心です。
「クビアカ極太繊維シート®」の効果は2つ
中にいる幼虫が成虫になった時に脱出できないよう閉じ込め

外から成虫が卵を産み付けられない よう保護

専門家監修の高い施工性
クビアカ極太繊維シート®は、一般社団法人「外来カミキリ対策室(外来カミキリバスターズ)」代表理事で樹木医の安齋由香理氏が監修した、サクラの幹に巻きやすい規格と現場での取扱い易さが考えられた施工性の高いシートです。シートを巻き付け、専用テープやタッカーなどで固定するだけの簡単施工。包帯状に巻き付けていく施工方法をとることでシートの重なりが生まれ、クビアカツヤカミキリの侵入・脱出をガードし、拡散を防ぐことが期待できます。