RCF®防根・防竹シート

取扱商品

国土交通省新技術情報提供システム（NETIS）
登録工法No.TH-100007-VR（旧）
「バンブーバリヤー®」と「RCF®防根シート」は、全樹木・竹・笹に対応するよう商品改良を行い、
２つを統合した「RCF®防根・防竹シート」へとリニューアルされました。

商品特長
商品詳細
施工方法
施工事例
FAQ
カタログ

RCF®防根・防竹シートとは

RCF®防根・防竹シートは、4層スパンボンド不職布にポリプロピレン樹脂を両面コーティングした不透水性の防根シートです。

引張強度、伸び、耐水圧、破裂強度に優れ、根の圧迫、地中埋設にかかる土圧にも耐え、水による劣化等の問題もありません。

化学薬品も一切含まれていないので、健康な樹木を育て、根茎抑制効果を長期的に持続する事が可能です。

化学物質の使用が一切認められない欧州で、RCF®は広く採用されております。

特長

屋上緑化の耐根シートとして

RCF®は0.5ｍ、1ｍ、1.5ｍ、2ｍの4種類の幅があります。施工条件によりシート幅を選定してください。
平面や法面への施工では、2ｍ幅が特に施工性が良く数多く施工されています。

例えば、堤防などのコンクリート継ぎ目への根の侵入を防ぐ法面施工、屋上緑化向けに平面施工などの用途があります。舗装や園路などは、垂直にRCF®防根・防竹シートを埋設し、舗装材への侵入を防ぎます。

商品の曝露部の耐久性を向上させるため、UV加工を施したオールラウンド型（全樹木、竹、笹対応）の防根・防竹シートです。

紫外線に曝されない土中であれば、半永久的に効果は持続されます。事実、欧州でのRCF®使用実績で、20年を超えて機能している現場も数多くあります。

施工実績例が豊富

・公園園路、道路などの舗装材、インターロッキング等の保護
・道路植栽帯、緑地帯からの根茎侵出防止
・電線共同溝、情報管、上下水道管の保護
・地下貯留槽、浸透槽の保護
・屋上緑化での耐根シート
・法面植栽による護岸堤防の保護
・貯水池の遮水シートの保護
・竹林の侵出防止
・路盤補強用遮水シートとして泥水の噴きあがり防止

数々の現場でRCF®は使用され、10年以上の実績があります。

＜ムクゲの根茎抑制例＞
シート貫通もなく根茎を抑制していた。また、根腐れもなくシートに沿って成長しシート下部より、根茎の成長が見られた。

＜孟宗竹の抑制効果例＞
孟宗竹の地下茎直径は2.5cm程度で、シート接触後シートの際を沿って成長していた。シートの貫通は見られず完全に抑制していた。

品番	規格	厚み	主な用途
RCF420-0520	0.5m幅×20m巻	0.69mm	笹（垂直施工）
RCF420-0510	0.5m幅×10m巻	0.69mm	笹（垂直施工）
RCF420-1020	1m幅×20m巻	0.69mm	笹・竹・樹木（垂直施工）
RCF420-1010	1m幅×10m巻	0.69mm	笹・竹・樹木（垂直施工）
RCF420-1520	1.5m幅×20m巻	0.69mm	竹（垂直施工）
RCF420-1510	1.5m幅×10m巻	0.69mm	竹（垂直施工）
RCF420-2020	2m幅×20m巻	0.69mm	屋上緑化（平面施工）
RCF420-2010	2m幅×10m巻	0.69mm	屋上緑化（平面施工）

RCF®防根テープ

品番	規格	厚み
RCF®防根テープ	RT-1000	10cm幅×10ⅿ

※RCF®防根・防竹シートは、施工方法や根茎生態によりシート幅を選定してください。シート幅の選定にお困りの場合は、お問合せください。
※RCF®防根テープは、シート同士を接続する際に使用します。接続の際は、シート両面にご使用ください。

施工方法

STEP 1	掘削植栽するエリアを決めたらユンボで掘削する。
STEP 2	要所の深さをチェックオペレーター1人と補助1人で行うと効率が良い。要所の深さをチェックする。
STEP 3	防根テープ接続シート同士のジョイントは竹の場合は1m以上重ね、専用の防根テープできれいに両面とも接続する。（※樹木の場合はシート重ねは20cmで良い）
STEP 4	シートを広げるシートを広げる場合、シートがたるまないようにある程度の感覚で支柱を立てる。
STEP 5	設置完了後土を埋め戻すある程度シートを広げ設置が完了したら土を埋め戻す。この場合、勢い良く埋め戻すとシートがよれてしまうので静かに土を踏み固めながら土を戻す。
STEP 6	締め固める埋め戻した場所はユンボ、もしくはプレート転圧で締め固める。
STEP 7	植栽最後に植栽して完了。

STEP

1

掘削

植栽するエリアを決めたらユンボで掘削する。

STEP

2

要所の深さをチェック

オペレーター1人と補助1人で行うと効率が良い。要所の深さをチェックする。

要所の深さをチェック

STEP

3

防根テープ接続

シート同士のジョイントは竹の場合は1m以上重ね、専用の防根テープできれいに両面とも接続する。（※樹木の場合はシート重ねは20cmで良い）

防根テープ接続

STEP

4

シートを広げる

シートを広げる場合、シートがたるまないようにある程度の感覚で支柱を立てる。

シートを広げる

STEP

5

設置完了後土を埋め戻す

ある程度シートを広げ設置が完了したら土を埋め戻す。この場合、勢い良く埋め戻すとシートがよれてしまうので静かに土を踏み固めながら土を戻す。

設置完了後土を埋め戻す

STEP

6

締め固める

埋め戻した場所はユンボ、もしくはプレート転圧で締め固める。

締め固める

STEP

7

植栽

最後に植栽して完了。

施工動画

STEP 1	施工方法がYouTubeでご覧いただけます。

STEP

1

施工方法がYouTubeでご覧いただけます。

施工事例

笹の防根

街路樹

笹の防根

護岸整備の防根

法面（施工中）

施行中

地下貯蔵庫

桜つつみ事業

街路樹

竹の防根

水処理場屋上公園、防根防水工事

遊歩道（施工中）

縦穴排水管設置（施工中）

河川脇

公園

FAQ

素材は何ですか？: ポリプロピレン製不織布にポリプロピレン樹脂を両面コーティングしたシートです。
水を通しますか？: 水は通しません。不透水性の製品です。
裏表はありますか？: ありません。どちらの面でも使用できます。
耐用年数はどれくらいですか？: 耐久性は半永久的です。
どのような原理で根を止めるのですか？: 強度のある不透水性のシート自体が防壁となって物理的に木の根を止めます。薬品は一切使用しておりません。
タケやササも止められますか？: はい。止められます。最も根の成長が早く強い孟宗竹の抑制効果試験を行い、問題なく抑制したという結果が出ています。
竹を平面的に抑制したいのですが、平面に施工しても良いですか？: おすすめしません。
ササを止めたいのですが、何センチ幅のシートを使えば良いですか？: ササの種類にもよるのですが、50cm幅か１ｍ幅のどちらかをご使用ください。
竹対策で設置する場合、土壌はどれくらい掘らないといけないのでしょうか？: 孟宗竹ですと1m以上幅のタイプがおすすめですので、深さ1m以上、作業スペースとして幅50cm程度掘ってください。
なぜ、竹で使用する場合、地表部にシートを出すのですか？: 竹の地下茎の成長速度は非常に速く、障害物があれば飛び越えて繁殖してしまうため、飛び越え防止対策です。
どれくらい地表へ出して設置すればいいですが？: 地盤面と同じレベル以上5cm程度です。
接続はどのようにすれば良いですか？: 専用のRCF®防根テープでつなぎ目の表裏を留めてください。
片側だけですと反対側からの根の侵入によりつなぎ目が剥がれ、防根できなくなります。
完全に表裏を留め根の侵入経路をふさいでください。

■樹木の場合：20cmラップし両面にRCF®防根テープで接着
■竹の場合：1mラップし両面にRCF®防根テープで接着
シートの影響で、樹木が枯れたりしませんか？: シートの際に沿って根が伸びていくので枯れることはありません。シートには、薬品など一切含まれませんので枯れる心配はありません。
シートを接続するテープは何でもいいですか？: 専用のRCF®防根テープをご使用ください。防水性と粘着力の強い商品を選定したもので、専用テープとしておすすめしております。
シートはピンで固定した方がよいのですか？: シートにピンは刺さないでください。シートに穴が開いてしまうと、穴から根が出てしまう恐れがあります。
シートは倒れないように脇から杭などで支えてください。シートの重ねは両面をRCF®防根テープで留めてください。
バイオバリヤー®とはどう違うのですか？: RCF®防根・防竹シートはそれ自体が防壁となり物理的に根を別の方向へ向けさせますが、バイオバリヤー®は根の嫌う忌避剤により構造物を保護します。
竹を防ぐのに鉄板を使っています。鉄板よりRCF®防根・防竹シートの利点はありますか？: 鉄板と違って素材がポリプロピレンなので錆びず、紫外線が当たらない土中なら耐用年数は半永久です。
また重さは軽く、はさみやカッターで切れるので施工性が高い利点もあります。
屋上緑化の防根シートとして使用できますか？: ご使用いただけます。
平面での施工はどういう場合にするのでしょうか？: 屋上緑化の場合に平面施工を用います。シートは水を通しませんので勾配をとり、水が溜まらないように施工してください。
浄化槽保護に使えますか？: ご使用いただけます。樹木種により幅を選定する必要がありますので、詳しくは弊社営業担当へお問い合わせください。
曝露施工で使用できますか？: おすすめしません。RCF®防根・防竹シートはUV加工を施しており紫外線に対する耐久性はございますが、シートの曝露状態で防根機能はありません。
配水管などに巻きつけて施工することはできますか？: はい。使用できます。
施工後の維持管理の中でメンテナンスは必要ですか？: 樹木種にもよりますが、シートを乗越えた根があれば、速やかに取り除いてください。
自分でカットできますか？: カッターやハサミでカット可能です。
幅のカット（スリット）は可能ですか？: はい。加工賃は必要となりますが、ご希望の幅にカットすることが可能です。