特長
バイオバリヤー®は米国政府エネルギー調達局の要請によって、米国のシンクタンク、バッテレメモリアル研究所がイーライリリーエランコプロダクト社及びリーメイ社の協力で開発した商品です。
米国政府は隔壁を植栽根茎から100年以上、保護する技術の開発をバッテレ社に依頼。バッテレ社は土中において植栽樹木、草本に影響を与えることなく植栽根茎の侵入を防止する資材の開発に成功し、バイオバリヤーと命名しました。
トリフルラリン(化学物質)の植物生理活性はイーライリリー社で発見され、その環境に対する安全性により、哺乳類、食用作物に対する安全性から、広く世界の農業分野において雑草防除を目的として利用されています。
トリフルラリンは水に極めて溶けにくく、気化しやすく、土壌粒子に吸着するという3つの特性をもっています。
この特性によって、トリフルラリンは土壌中に均一に拡散し、土壌に吸着され、安定した処理層を形成し、雨などによって上方はもちろん下方にも移動しないという優れた機能・特性をもっています。
土壌中においてトリフルラリン層に遭遇した植物地下茎や根群はその伸長を停止し、側根を発生し、他方に伸長するか、方向あるいは進路を変えて伸長します。
バイオバリヤー®の特長
植物の根の成長点に強く作用し、根の伸長方向を変えます。
成分を継続的にゆっくりと放出するので多年にわたり効果が持続します。
成分は水に溶けず、土壌中の移動も少ないので環境に安全です。
植物の根腐れがおきません。
折り曲げ、巻き付け、切断が簡単にできます。
軽いため作業性が良く、施工が簡単です。
画像:遺跡が発見された為、バイオバリヤー®の上へ盛土し植栽され、公園として使用する予定
侵入させない。寄せつけない。植物の根をコントロール
街路樹の根が横に広がり歩道の舗装を持ち上げてしまった。地中の配水管に根が入り込み詰まってしまった。・・・住宅地や道路、公園、ゴルフ場などで意外と多くみられる、植物の根による構築物への障害。
こうしたトラブルを、緑や構造物を犠牲にすることなく、未然に解消するのが画期的な植物の根茎調節資材バイオバリヤー®です。
バイオバリヤー®は透水性・通気性のある裁断・折り曲げ自由の不織布に、植物の根の成長をコントロールする成分を含浸させたペレットを固着したものです。
これを地中に埋設すると、数十年にわたって植物の根の侵入を阻止するバリヤーを形成します。
バイオバリヤー®はすでにアメリカで、都市計画、造園計画の新技術として多くの実績をあげています。
1.植栽にダメージを与えません。
バイオバリヤー®から徐々にリリースされた「有効成分」は土壌粒子と結合し、根の侵入を阻止するバリヤーを形成。
このバリヤーには植物を枯らす作用はなく、根や地下茎の伸長を抑制し、別の方向に向けさせる働きだけをします。植物を害することはありません。
2.一度の施工で数十数年も有効です。
バイオバリヤー®は特殊ポリマーの組み合わせにより、「有効成分」を数十年間にわたってごく微量ずつ継続的にリリースするように設計されています。
この徐放性技術により有効成分は一定の濃度で長期間、有効に作用します。
3.実証済!環境を大切にします。
バイオバリヤー®の有効成分は環境、動物、有用植物に対する安全性が世界で認められ、日本でも農林水産省の登録を受け広く使用されています。地下水への安全性についても、アメリカ環境保護庁(EPA)で確認済です。
4.シート素材にも効果のヒミツが…
バイオバリヤー®のシートに使用されているポリプロピレン不織布は、ジオテキスタイルと呼ばれているものです。この素材は耐久性、高荷重下での地盤支持力、排水、透水性に優れており、土木工事で広く使われています。
バイオバリヤー®
品番 | 規格 | 備考 |
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BIO-1030 | 30㎡ 幅1m×長さ30m巻 |
ピン 約50本付 |
BIO-0530 | 15㎡ 幅0.5m×長さ30m巻 |
ピン 約50本付 |
- 〇縦カット:定尺1本をご購入いただいて、縦(幅)カットを承ります。
〇横カット:10m単位でのカットを承ります。
※価格・納期については、別途お問い合わせください。
施工方法
STEP 1 |
緩効性肥料とピートモスを施す。 |
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STEP 2 |
2.9㎡/1樹 |
STEP 3 |
底に肥料入りの植栽用土を入れる。 |
STEP 4 |
注:突起部分が内側になるようにする。 |
STEP 5 |
ピンでシートを固定し土を入れる。 |
STEP 6 |
シート上部を押さえながら土を入れる。 |
STEP 7 |
途中で土を踏み固める。 |
STEP 8 |
GLまで土を入れる。 |
STEP 9 |
補充後敷き均す。 |
STEP 10 |
施工完了 |
施工事例
バイオバリヤー®の施工用途
植栽根は下水道や汚水処理施設に侵入するほか、歩道、車道、灌排水装置、地下埋没等、あらゆる地下構築物に侵入しますので、用途は多様に考えられます。
FAQ
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